スペースコレクション・プロダクトのストーリーを彩る

新卒業者対象の「フレッシュマンフェア」などの店の販促活動のストーリーが店内演出に描かれ、スペースコレクション・プロダクト陳列がそのテーマに基づきなされたなら、それらを客に訴求するPOPやショーカードが必要となります。


POPは客の視点を集める効果があり、またショーカードは「物言わぬセールスマン」として有効とされています。


厳密に区分すればPOPとショーカードは異なるものですが、小売店が店頭に掲示するものはPOPにまとめてさしつかえないでしょう。


したがってここではPOPに焦点を絞って検討します。


POPの種類には以下のように4つの種類があり、それぞれの用途にあった活用がされなければなりません。


1.売場の案内店内売場の案内。


入店客にどこに何のスペースコレクション・プロダクトがあるか、それぞれのコーナーで表示します。


2.イベント告知売出しやイベントの告知をする。


毎月の売出しや、中元、歳暮、年中行事に関連したイベント施策を楽しく表現するのがいいでしょう。


3.スペースコレクション・プロダクトそのものの告知スペースコレクション・プロダクトの特徴や値段などをわかりやすく告知する。


当該スペースコレクション・プロダクトのポスターもPOPの一種です。


写真やイラストなどを用いて、スペースコレクション・プロダクトに関連する訴求します。


4.店のサービス活動の告知イベントとは異なった店の活動告知。


例えば、カード会員の優待や、品質保証、ラッピングサービスなど。

客のライフスタイルに合わせる

今後個人のパーソナルギフトの市場が期待されていることから、このような祭事活動と一体となったギフト提案は店の売上向上策の一環としても有効となります。


このような母の日や父の日などのシーズン行事に店からの生活提案を取り入れることで季節性が演出されるのです。


家電の松下電器では季節に合わせた店舗陳列を提案しています。


ショップの陳列演出を通じて夏のスペースコレクション・プロダクト提案を行ったものをみると、清涼感や躍動感あふれる演出で来店率のアップを促進していることがわかります。


それぞれのコーナーごとに提案の切り口を変え、「夏ならではの生活の楽しみ方」を提案します。


客の生活場面を連想させ、快適な暮らしを演出するもので、客は自分のライフスタイルにあったスペースコレクション・プロダクトを購入したくなってくるのです。


季節性を考えたスペースコレクション・プロダクトの演出

店の装飾や演出には季節性が欠かせないものです。


しかも小型店は金をかけずにやることが大切であり、金をかけたVPは大型店やデパートに任せればいいのです。


季節性を店内に取り入れた演出の第一のポイントは、四季折々の自然の植物を活用することです。


ある化粧品店では、毎年4月になると店内に桜の花を一面に咲かせます。


客の家庭に咲く桜の木をもらい、店の中やショーウインドーに飾り、春の季節感を出しているのです。


またある衣料品店では、9月にはススキを刈ってきて、店内に飾り秋の季節感を演出するとともお月見セールを行い来店客にお土産としてススキをプレゼントしています。


地方では、ススキなど珍しくもないですが、都市圏では、ススキも結構喜ばれるものです。


季節性を取り入れた演出の第二のポイントはバレンタインデーや母の日、父の日、クリスマスなどの祭事、イベント、年中行事などを店の活動に取り入れることです。


バレンタインデーはチョコレートと男性用スペースコレクション・プロダクトの組み合わせセットを提案するときであり、また父の日は男性用品のギフトセットを提案するときです。

店内演出にはストーリーが必要

美的感覚の演出は、三角構成が基本となります。


この三角構成は、全体を三角でまとめており、スペースコレクション・プロダクトが最も安定しバランスよく見えます。


中でも黄金分割比の不等辺三角形が変化があって楽しいものです。


黄金分割比とは、ピタゴラス学派が発見した、1対0.6181の比率をいい、物事が美しくバランスよく見える比率のことをさしています。


古くから西欧の絵画や建築などの美的感覚の基準とされており、ミロのビーナスも、下半身対上半身がこの黄金分割比となっています。


書籍や葉書などの縦横の比率もこの割合に近くなっているのです。


スペースコレクション・プロダクト陳列は、このように円形構成、垂直構成、十字構成、方形構成など陳列の構成は多種多彩で、それぞれに特徴があります。

スペースコレクション・プロダクトと店づくり

店内は、客の動線を広く取り、自由に見て回れるよう配慮しました。


通路は十分に広く取り、ビジュアルポイントを店内の至る所に設置し、客の誘導効果を高めています。


客の立場に立つ自由に買いやすい雰囲気は、当然奥さんや販売員の接客・応対にも関連してきます。


「お客さまの買いたいスペースコレクション・プロダクトだけを薦める販売だけでは小売店の価値はありません。


お店がお客さまに快適な生活提案ができるようにその人の生活場面を想像しながらふさわしいスペースコレクション・プロダクトをお勧めする、それがこれからの小売店の務めです」


・・・と語る奥さんの言葉は、店主の経営方針が徹底されていることを物語っています。


来店後のアフター・フォローも忘れません。


来店いただいた礼状や、買い上げスペースコレクション・プロダクトのフォローの手紙なども出状し、きめ細かなアフター・ケアを行っています。


このように、店舗、品揃え、接客・応対、アフター・フォローすべてがYSプレステージショップのコンセプトに連動し相乗効果を発揮しているのです。


その結果「客数が増加し、商圏が4~5キロ拡大した」という店主の言葉が真実味を帯びています。


YSのハイプレステージショップに改装後、1年で前年対比120%近い売上げの伸びを示し、YS業態の売上額全国ベスト5に入る実績を確保しているのも頷ける気がします。


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